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高血圧は自覚症状が出ないこともある

血圧が高くなってしまう原因は、ざっくり言えば、血液の流れが悪くなることによります。
血液の流れが悪くなっても、心臓は何とか血管の一番先まで血液を送り届けようとするため、送り出すための圧力を強めるのです。
この状態が高血圧と言われるものです。

血液の流れが悪くなってしまう原因は、血液そのものが流れにくい状態、つまり血液がドロドロになっていたり、血管の中に流れを邪魔する血腫ができていたりするなどさまざまです。
血液が流れやすいサラサラの状態であったならば、ほぼ問題は起こりません。
血液がドロドロになっていると、詰まりやすくなるために心臓にも負担がかかるというわけです。

それでは、どういったことが血液をドロドロにしてしまうのかというと、一番の原因は食生活の乱れです。
脂っこいものばかりを偏って食べていたり、塩分を多く使った味の濃いものばかりを食べていたりすることで、血液の状態が悪くなってしまうのです。
ほかにも、喫煙なども血管を収縮させるので血圧を高める原因になりやすく、睡眠不足やストレス、肥満なども、ほかの生活習慣病同様に血圧を高める原因にもなり得ます。

高血圧の対策法

高血圧対策として行わなければならないのは、まずは血圧を下げる薬を服用することです。
病院で処方してもらい、それを毎日服用することで、今現在の血圧を下げなければなりません。
そして、これからなるべく血圧が高くならないように、食事療法も用いて体質を改善していく必要が出てきます。

そのためには、まず自分の食生活を見直さなければなりません。
食べ物の好き嫌いが多くないか、偏ったものばかり食べていないか、暴飲暴食をしていないかなど、すべて洗い出してみる必要があります。
そして、高血圧において最も良くないとされているのが塩分の摂り過ぎです。
ついついしょっぱいものに手を出していないか考えてみましょう。

そして、対策としては、まず減塩をベースにして毎日の食事を変えていくようにしなければなりません。
日本人の場合は、一日の塩分の摂取量は6グラム未満が目安とされています。
初めて減塩料理を食べてみると、今までのものよりもかなり薄味に感じるかもしれません。
それで食欲が湧かなくなってしまったというのであれば、香辛料や酢など塩分の少ない調味料を使用して味に変化をつけ、飽きがこないように工夫してみます。

たとえば、豚肉の生姜焼きは定食の定番料理ですが、タレを作るときに醤油を用いずにポン酢醤油を使って塩分を抑えます。
肉も薄切りを使って染み込みをよくします。
また、煮物の肉じゃがは食材をやや小さく切って味の絡みを良くして、塩分の強い醤油の代わりにオイスターソースで味をつけていきます。
そして、使用する水の量も減らしてみると、調味料を減らすことができて、素材そのものの味が楽しめます。

ほかに、摂取する食事の量にも気をつけなければなりません。
暴飲暴食や脂っこいものの摂り過ぎはメタボリック症候群になる原因となるのですが、肥満体型については高血圧と密接な関係があり、決して良い方向へ向かわないので注意が必要です。
肥満体型で血管にドロドロの血液が増えてしまうと、血流そのものも悪くなって血圧を高めてしまうのです。
食生活の乱れは、そのまま生活習慣の乱れに通じていきます。
そして、進行していくと深刻な生活習慣病を招いてしまいます。
まずは、自分の生活の足元を見つめ直すことが大切なのです。

睡眠不足や運動不足などをなくすことは生活習慣の改善でも真っ先に考えなければならない問題です。
高血圧対策となるばかりでなく、ほかの生活習慣病にも直結していくものなので、きちんと取り組んでいかなければなりません。
高血圧症の人は、ほかの生活習慣病を合併症として起こしやすいとも言われているので、生活習慣の改善はぜひとも達成する必要があります。
要するに、複合的に危険因子が入り組んでいるので、一つひとつ丁寧に取り組んでいくようにするということです。